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1005-320号 新型インフルエンザ:子の重症化防ぐ 入院の過半数は10歳未満、持病ないケース多く [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 先程から神戸はポツポツと雨が降り出しました。ポツポツといった可愛いものではなく結構風も強いので、風で飛ばされそうな気もします(誰が?といった突っ込みは無しね)。猛烈な台風18号も日本列島に接近中です。8日ごろに最接近か?みたいな情報も流れていますので、今後注意が必要です。この台風18号、Melor(メーロー)ってアジア名がついているようです。マレーシアでジャスミンという意味だそう。今回の台風はそんな可愛くなさそうです。中心気圧は910hPa、中心付近の最大風速は55m/sとかなり強いです。この台風の強さを表す「強い」とか、今回のような「猛烈な」とかの基準はご存知でしょうか? 基準にも日本の表現と国際分類がありますが、今回は日本の表現につき少し紐解いてみます。
 そもそも台風の定義とは、「東経180度以西100度以東で発生する熱帯低気圧で、最大風速(10分間平均)が17.2m/s以上のものを指す。」とされます。風速の範囲により、「弱い」「並の強さ」「強い」「非常に強い」「猛烈な」と分類されます。また風速15m/s以上の半径により「ごく小さい」「小型:小さい」「中型:並みの大きさ」「大型:大きい」「超大型:非常に大きい」と分類されます。詳しいことについては以下のサイトをご覧になってください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E9%A2%A8

 何かまたお天気の話で終始してしまいましたが、本日のニュースに移ります。
 以前重症化リスクの高い人ということでニュースをご紹介しましたが、脳症についてもガイドラインが出ていますようにかなり注意すべきポイントは絞り込まれています。ただやはり普段からの注意深い観察や親の愛情が、結果子供の危機的状況を防ぐということに繋がると思いますね。ただ観察すべきポイントは明確かつ具体的な方が良いということで本記事を掲載しました。医療関係者の方には不満足かもしれませんが・・・
 漠然とした一般論で申し訳ありません。


【毎日新聞社ニュース 2009/10/05】
 新型インフルエンザ:子の重症化防ぐ 入院の過半数は10歳未満、持病ないケース多く

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20091005ddm013040036000c.html
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◇異常言動、ひどいせき…脳症、肺炎の恐れ
 国内各地で感染拡大が続く新型インフルエンザ。ほとんどが軽症で済んでいるが、少数ながら重症化した例も報告されている。感染者は20歳未満の若年層に多く、子どものいる家庭では特に注意が必要だ。「かかったかな」と思った時、重症化を防ぐために気をつけたい症状や、受診のタイミングなどをまとめた。【江口一、山崎友記子】
 東京都内のパート従業員の女性(45)は9月中旬、小学5年の長男(10)が新型インフルエンザを発症した。「息子は今年になり季節性のA型、B型、新型と3種類のインフルエンザにかかりましたが、新型が一番、軽かったようです」という。
 長男が新型インフルエンザにかかったのではないかと早めに気付いたのは、親友が感染したと聞き、まめに体温を測っていたからだった。翌日、医療機関にかかりリレンザの投与を受けたところ、1日で熱は下がった。女性は「初めは平熱より少し高い程度だった。友達のことを聞かなければ、周囲に感染を広げていたかもしれない」と話す。
 文部科学省などは感染拡大防止の意味も含め、早期発見、早期治療を呼びかけている。しかし、実際には症状から新型インフルエンザか、普通のかぜかを見分けるのは難しいようだ。
 「林こどもクリニック」=千葉県松戸市=の林龍哉院長(68)は「発熱、鼻水、せき、体がだるい、嘔吐(おうと)などは、かぜにもインフルエンザにも当てはまる。検査しないと分からないことも多い」と説明する。

 普通のかぜならば、自宅で安静に過ごせば治ることもある。ではどんな状態になったら医療機関にかかるべきか。林院長は「子どもで怖いのは脳症。普段と違う言動があれば、脳症の兆候かもしれないのでただちに受診を」と呼びかける。せきがひどく息苦しそうにしている場合も、肺炎やぜんそく発作の疑いがあるので至急、受診すべきだという。
 これ以外のケースでは、発熱があってもあわてず、まず病院に電話し、受診すべきかどうか、受診の時期などについて相談する。林院長は「新型か、かぜかにかかわらず、元気がない、食欲がないなど普段と違う様子ならば受診したほうがいい。逆に熱が高くても、比較的元気で食事が取れていればあまり心配しなくていい。体温の高さより、子どもの状態をよく観察して」と説明する。

 また、感染しても早い段階では検査で陽性と出ないこともあるという。重症化防止のため、タミフルやリレンザなどインフルエンザ治療薬の早期投与が推奨されており、陰性でも薬を出すべきだとの意見もある。
 これに対し、日ごろから多数の発熱患者をみている林院長は「薬は慎重に投与すべきだ。陰性の患者に投与するのであれば、子どもの状態や周囲に感染者がいるかどうかなどをみたうえで判断するのが現実的ではないか」と話す。
 親としては、解熱剤の飲ませ方にも注意したい。信頼できる医師から処方されたものであれば、高熱で食欲がない、眠れないなどで体力を消耗する場合に有効という。しかし、中には脳症の悪化を招きかねない解熱剤もあるため、手持ちの薬を勝手に使うのは危険だ。

◇呼吸、意識、脈拍…症状よく観察を
 厚生労働省はぜんそくなどの持病がある人、妊婦、乳幼児、高齢者に対し、重症化するリスクが高いとして注意を呼びかけている。しかし重症化して入院した人の約半数には持病がない。入院患者の半分以上は10歳未満で、20歳未満が全体の8割を占めている。
 日本小児科学会などによると、重症例で目立つのは、極めて重いウイルス性肺炎や急性脳症、心臓の筋肉にウイルスが感染して炎症を起こし心機能が低下する「心筋炎」などだ。
 新型インフルエンザの肺炎は季節性に比べ、急激に呼吸困難となる場合が多い。その兆候としては、呼吸が速い▽呼吸の頻度が多い▽息を吸うときに胸の一部が陥没する▽顔や唇が青白くなる--などが挙げられる。
 急性脳症は、呼びかけに答えないなどの意識障害▽意味不明の言動▽けいれんが30分以上続いたり、けいれんを繰り返して30分以上、意識が完全回復しない--などの症状に注意が必要だ。
 心筋炎は脈が弱かったり、元気がなく、ぐったりするのが兆候だ。
 厚労省はこのほか、嘔吐や下痢が続く▽落ち着きがない、遊ばない▽3日以上、発熱が続く▽病状が長引いて悪化してきた--などの症状に注意を呼びかけている。
・・・続きはネットでご覧下さい


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