1004-319号 神戸市、インフル外来再設置へ 強毒性で独自対策 [kensa-ML NEWS]
皆さん、おはようございます。神戸の新井です。
昨日は天候にも恵まれ、暑いくらいの一日でした。近畿地方は今日も良いお天気に恵まれそうな予報となっています。今日が運動会という学校も多いのでしょうね。10月上旬と予想されていたインフルエンザのピークは如何でしょうね?急激な感染拡大に繋がらなければ良いのですが・・・
新型インフルエンザワクチン接種は、早い人で今月から開始となるわけですが、今後は「変異」に留意しなければなりませんね。特に元々ある季節型インフルエンザの動きが気になります。
【毎日新聞社ニュース 2009/10/03】
新型インフル:ワクチン接種の実施要領を公表 厚労省
http://mainichi.jp/select/science/news/20091004k0000m040028000c.html
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新型インフルエンザのワクチン接種について、厚生労働省は実施の要綱・要領を公表した。16歳未満は保護者同伴を原則とすることなどが示され、接種の手順がほぼ固まった。【清水健二】
◇時期
約5400万人の優先接種対象者について厚労省は「妊婦は11月前半」など優先順位別に接種開始の目安を示しているが、具体的な開始日は各都道府県が随時ホームページなどで公表。対象者のうち接種を希望する人は開始日以降、年度末までいつでも接種できる。
優先対象以外の人への接種については、厚労省が11月以降、ワクチンの在庫を調べ、実施可能かを判断する。
国産、輸入のどちらを使うかは、原則として選べない。だが、国産の一部に使われている保存剤は、過去に発達障害との関連を指摘されたため、妊婦は保存剤なしのワクチンを希望できる。その場合、接種開始は11月後半の見通し。厚労省は「最近の研究では発達障害との関連は示されていない」としている。
◇場所
実施医療機関名は、各都道府県が月内に公表する。小児科や内科の診療所、基礎疾患を持つ入院患者がいる病院の大半が実施するとみられ、希望者は予約して接種を受ける。
接種できるかかりつけ医がいない人については、国は市町村に対し、保健所などで接種場所を確保するよう要請。老人ホームなど外出困難な人がいる施設には医師が出向いて接種することも認める。
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さて本日のニュース。
昨日、近隣施設へ新型インフルエンザ視察同行をしていたのですが、ちょうど帰りがけにこのニュースのことがスタッフより連絡が入りました。発熱外来は行わないとの方針を聞いてきただけに、寝耳に水。私の所属する施設では、5月の騒動時に発熱外来を開設していて、患者が多数殺到した時にはいつまで続くのか分からない状況にスタッフ自身が疲弊しました。未知のものに対する異常な緊張感が社会全体を包んでいた5月時点とは異なり、「慣れとマンネリ感」的な空気、意識の温度差が社会にはあります。今一度、基本原則を再点検し、トリアージ、ゾーニングを再検討しなければいけないと思います。
(ゾーニング:都市計画、建築計画で一つの地域全体あるいは建築空間を機能、用途、法的規制などによりいくつかに小分割すること。都市計画法上の地域、地区制。空調計画で使用目的、熱負荷特性、使用時間など別に区域を分けること。)
とにかく今後一番気をつけないといけないことは、国民全体の「慣れとマンネリ感の払拭」です。情報があまりにも氾濫している状況ですから、集約化し、適切な情報を迅速かつ正確に出せるシステムを構築してもらいたいですね。
【共同通信社ニュース 2009/10/03】
神戸市、インフル外来再設置へ 強毒性で独自対策
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100301000025.html
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神戸市と同市医師会が、強毒化したりタミフル耐性を獲得したりした新型インフルエンザのウイルスが流行した場合、専門に対応する発熱外来を再度設置し、原則として一般病院での診察を取りやめる方針であることが3日、分かった。重症化のリスクが高い基礎疾患(持病)のある人が一般病院の待合室などで感染するのを防ぐのが狙い。
発熱外来は重症化の恐れのある患者向けと軽症者向けの2種類に分け、治療の効率化も図る。
当初、国は強毒性ウイルスを想定した行動計画に基づき受診を発熱外来に限定。しかし患者が殺到しパンクした神戸市などでの実態や弱毒性であることを踏まえて、すべての医療機関での受診に切り替えた経緯がある。
市医師会の川島龍一会長は「基礎疾患のある人を守るため」としており、国内初の新型発生が確認された市として“一歩先”を行く方針を示したといえる。
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