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0905-306号 ワクチン、1900万人に優先接種…最終案 [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 秋の夜長・・・と言うにはまだ日中は暑すぎますが[晴れ]・・・如何お過ごしでしょうか?

 私の方は国立関係で行っている全国サーベイの集計作業に勤しんでおります。本調査は全国国立病院機構、ナショナルセンター等施設総計167施設からご協力をいただいているもので、平成14年に設立した「政策医療臨床検査連絡会」が主体となり、本年度は政策医療振興財団の研究支援を受けて行っております。なかなか大変・・・ですが、未開拓な領域における臨床検査データの標準化を推進するための貴重なデータですので気合も入っております。

 来週は、いよいよ第43回になります「日本医師会臨床検査精度管理調査」が行われます。

 
http://www.jmaqc.jp/index.php
 この調査の示す意味、意義については臨床検査技師の皆さんなら誰でもご存じのことだと思いますが、医療業界で唯一と言っても良い医療の質を点数表記できるものですので、現在は各ご施設の担当者の皆さんはかなり気合が入っておられるのではないでしょうか?
 ただ臨床検査部門の特に検体検査生化学分野におけるスペシャリストが年々少なくなり危惧している今日この頃ですが、精度管理、検査データの管理は市販のコントロールを中心に行うとの誤った認識は困ったものですね。

 さて冒頭にも述べました「秋の夜長」。皆さんは「秋の夜長」をどの様にお過ごしでしょうか?
 私の夜長の過ごし方第一候補は月並みに「読書」といきたいところですが、このところ季節に変わらず「メールの返信」になってしまっているのは残念な限りですが、今年は「星を眺める」にしようかと思っています。[ぴかぴか(新しい)]「天体観測」とか言うにはあまりにも知識が乏しいので・・・先々週、大阪中之島にある「大阪市立科学館」のプラネタリウムを見てきました。この大阪市立科学館ですが、非常に由緒正しき施設だったのですね。HP見て後で知りました[たらーっ(汗)](^^;
大阪市立科学館について: 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E7%AB%8B%E7%A7%91%E5%AD%A6%E9%A4%A8
大阪市立科学館HP: http://www.sci-museum.jp/index.html

 現在プラネタリウムの催しは『探査機「かぐや」が見た月世界』ですので、ご興味のある方は是非に! 中之島は先日お知らせしました「水都2009」 http://www.suito-osaka2009.jp/ 開催中ですので、私も実施期間中に抱き合わせで行けたらと思っています。

 秋の夜長、ついつい前置きが長くなってしまいました。このメールニュースを書いている間にも、科学館学術員の方のHPが面白くてついつい夢中になったり、プラネタリウムプランナーの方のHPを見たりと、している間に早二時間を経過してしまいました。

 さてここから本題、今日のニュース配信となります。
 今日も新型インフルエンザネタになってしまい申し訳ありません。政権交代による医療への影響は少なからずあると思われますが、何を最優先にするべきかという本質を忘れないでもらいたいですね。パブリックコメントも良いのですが、シーズンに間に合わなければ話になりませんね。ピーク時当初予想であった10月初旬より、今のペースでいくともっと早まってくるのでは?と思うのですが。それにしても「喉元過ぎれば・・・」のシーンを通勤途中でもよく見かけますねぇ・・・[ふらふら]
 こんな状態じゃあ、国民全てが感染しても不思議じゃない?

【読売新聞社ニュース 2009/09/04】
 ワクチン、1900万人に優先接種…最終案
 
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20090904-OYT1T00995.htm
====================================================================
 厚生労働省は4日、新型インフルエンザワクチン接種についての最終方針案を公表した。
 必要としたワクチンは5400万人分。医療従事者と重症化しやすい人の合計1900万人を最優先接種者とし、この中での接種順位も示した。
 国民の意見を6日から1週間募り、政府の専門家諮問委員会に諮った上で、9月末までに正式決定する。接種は10月下旬から始まる見込みだ。
 ぜんそくや糖尿病など持病のある人の中では1歳~就学前の小児を優先する。ワクチンで免疫がつきにくい乳児は両親に接種する方針で、当初は乳児の年齢を6か月未満としていたが、1歳未満に拡大した。
 年度内に国内メーカーが生産できるワクチンは1800万人分だ。10月下旬から供給が始まり、最優先接種者に接種する。不足する分は輸入し、小中高校生と高齢者に使う。厚労省は海外メーカー2社と契約交渉を進めており、ワクチンが到着するのは12月下旬以降になる見通しだ。
・・・続きはネットでご覧下さい

【Japan Medicine 2009/09/04】
 舛添厚労相/「新型」ワクチン 医療従事者最優先へ 優先対象は1900万人に
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/9/4/107015/
====================================================================
 新型インフルエンザワクチンの接種の優先順位について、舛添要一厚生労働相は1日、閣議後の会見で、重症化のリスクが高い基礎疾患患者や、新型インフルエンザ患者を直接診療する医療従事者を最優先とする方針を示した。舛添厚労相はさらに▽基礎疾患患者▽妊婦▽乳幼児▽6カ月未満の乳児の両親-を優先接種の対象とする方針を示し、「これまでの議論でほぼコンセンサスはできつつある。大まかなところはそういう方向でいきたい」と述べた。政府対策本部の専門家諮問委員会の意見も踏まえ、パブリックコメントを募集した上で、9月中に最終的に決定する。
 舛添厚労相は会見で、新型インフルエンザ感染者への聞き取り調査を担当していた北海道の保健師が死亡したことに触れ、「最前線で危険を伴うことを行っているので、医療従事者にワクチンを打つというのは間違っていない」と強調。さらに「医学的、科学的に見て『これが100%正しい』ということが言えない以上は、国民が『そういう方向でいいだろう』という形で決めるのが妥当」とし、厚生労働省の方針は「大まかな方向としては間違っていないのではないかと思う」と述べた。
 厚労省の試算によると、優先接種対象者の人数は▽医療従事者100万人▽基礎疾患患者1000万人▽妊婦100万人▽乳幼児600万人▽6カ月未満の乳児の両親100万人-の計1900万人。厚労省の「流行シナリオ」では、10月上旬から中旬に感染のピークを迎えると想定しており、年内に最大1700万人分とされる国内生産分では、必要な時期に行き渡らない可能性もある。舛添厚労相は「できるだけピークを後ろにやるように協力して、ワクチン接種が間に合うようにしようということ」と述べ、国民に対しても協力を求めた。

・・・続きはネットでご覧下さい

【Japan Medicine 2009/09/04】
 総務省概算要求/救急の「新型」対策で10倍超に 医療現場でのICT活用を促進

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/9/4/107014/
====================================================================
 総務省は8月31日、2010年度予算の概算要求を発表した。一般会計の総額は今年度当初予算と比べて9978億円(5.6%)増えて18兆7337億円となった。このうち消防庁では、今年度当初予算から14億円(10.9%)増となる146億円を
計上。今年10月に施行される改正消防法の運用状況の検証を新規事業として盛り込んだほか、感染が拡大する新型インフルエンザ対策には今年度当初予算の10倍超の予算を投入する。
 総務省消防庁は救急関連の予算として、今年度当初予算から8000万円増の6億5300万円を計上。感染が拡大する新型インフルエンザ対策では、強毒性の鳥由来の新型インフルエンザが発生する可能性も念頭に、今年度当初予算の10.3
倍に当たる3100万円を要求。重症者の搬送に必要な酸素マスクを5万人分備蓄するほか、搬送体制の整備を進める。
 一方、今年10月に施行される改正消防法で都道府県に策定が義務付けられた「傷病者の搬送と受入れの実施基準」の運用状況に関する検証や、救急医療情報システムの活用促進など、受け入れ困難事例の解消に向けた消防と医療の連携強化で4900万円を求めた。

・・・続きはネットでご覧下さい


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    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
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