SSブログ

0815-300号 排水にタミフル残留…インフルウイルス耐性化の恐れ [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 本日は終戦記念日。各地で64回目の戦没者の追悼式典が開かれています。改めて、当たり前のように我々が与えてもらっている「平和」の、有難みを再確認する一日です。戦禍を繰り返さないよう全国戦没者の皆様に黙祷・・・


 本メールニュースは本号で記事数が300となりました。これもひとえに叱咤激励、ご支援していただいた多くの皆さんのおかげと感謝しております。
 以前もお話したことがありますが、本メールニュースの前身であるBCT-NEWSが発刊開始となったのは約8年前にさかのぼります。そのNEWS数は約150ですから号外を含めこのような情報配信サービス?を開始して約500となります。
 またメールニュースを中心に掲載している本ブログ「Project 102」
は2005年8月13日から開設しており、ようやく丸4年を経過したことになります。記事数は本日現在250、ヒット数は11万5千弱の状況です。このブログは臨床検査技師が社会的認知度向上も目的にしていますので、バナークリックもご協力いただければ幸いです。

 読者の方々によく言われることは、「大変ですね」・・・確かに配信すべきネタに困ることもありますが、配信することで、多くの方々とお知り合いになったり、貴重な情報をいただくこともしばしば。最近とみに感じ残念に思うことは、義務を果たさないのに権利を主張する方々が増えていること。
「与えよ、さらば与えられん」

 さて本日のニュースは新型インフルエンザに関する情報です。
 沖縄で基礎疾患を持つ新型インフルエンザに罹患された方がお亡くなりになったとの情報が入りました。
 http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081501000486.html
 それを受け、政府(首相)は冷静に行動してほしいとの談話を発表しました。新型インフルエンザについては国内でもかなりの数が発生しており、集団発生も日常茶飯となりつつありますが、
 http://mainichi.jp/select/science/news/20090815k0000e040029000c.html
 http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081401000769.html
秋、冬の流行シーズンでは今以上の注意はもちろんのことです。

 やはりスタンダードプリコーションが重要であり、一般市民に自分でできる最大の防衛策であると思います。このスタンダードプリコーションについては以前このブログでも掲載していますので、ご一読いただければと思います。
 
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/archive/20090518

 以下のニュースは非常に恐ろしいというか、何ともコメントし難いですね。そのうち、ヘパフィルター完全装備のシェルターに住まなければいけないようになったりして・・・環境問題とも強くリンクする内容ですね。

【読売新聞社ニュース 2009/08/15】
 排水にタミフル残留…インフルウイルス耐性化の恐れ
 
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090815-OYT8T00268.htm
====================================================================
 インフルエンザ流行期に、治療薬タミフルの成分が下水処理場から河川に放流された排水中に高い濃度で含まれていることを、京都大流域圏総合環境質研究センター博士課程3年ゴッシュ・ゴパールさん(30)と田中宏明教授らが突き止めた。
 インフルエンザに感染している野鳥などがこの水を飲んだ場合、ウイルスがタミフルの効かなくなる耐性になる恐れがあるという。
 研究チームは、京都府内にある三つの下水処理場について、放流水と処理場の上流、下流の河川水のタミフル濃度を測定した。その結果、季節性インフルエンザ流行のピークにあたる今年1月下旬~2月上旬に、放流水で水1リットルあたり最大約300ナノ・グラム(ナノは10億分の1)、下流の河川水では最大約200ナノ・グラムを検出した。
・・・続きはネットでご覧下さい


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0


[ひらめき] Facebook・・・友達リクエスト、フィード購読大歓迎
     https://www.facebook.com/gamdango
[ひらめき] Facebook・・・最新情報はこちら
       https://www.facebook.com/Project102.MT

 

[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
          http://enigata.com/index.html


    人気ブログランキング   臨床検査ランキング   Ameba_banner.jpg

人気ブログランキングにほんブログ村ランキング(臨床検査)に参加しています(Amebaは姉妹サイトです)。
啓蒙活動の一環として参加していますので、バナー↑↑↑へのクリックに是非ともご協力ください[ひらめき]


 臨床検査技師のブログにお越しいただき有難うございます。

 さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。

 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

 ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、
gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。

         NHO神戸医療センター
         臨床検査技師長
                新井 浩司

好き放題コメントを加えた最新の医療系情報(科学系、農業系、少年野球系話題も満載?)をご提供しています。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。