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0709-291号 新型インフルエンザ “後遺症”で苦しむ医療機関 公的支援の概要は月末にも [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんにちは。神戸の新井です。

 本日は当直のため、社長出勤です(^^;。毎日この時間だと通勤楽なんですけどね・・・
 梅雨のせいなのか、非常に湿度が高く蒸し暑い大阪・神戸です。不快指数もかなり上昇中のこの頃ですが、体調を崩されている方、イライラし過ぎて血圧が急上昇の方、寝苦しい夜のせいで寝不足を余儀なくされている方などおられませんか?体調を崩しやすいこの時期。くれぐれもお気を付け下さい。

 ここらで爽やかな話題をご提供・・・と行きたいところでしたが・・・ニュース検索してみても、爽やかなニュースってなかなかヒットさせることが困難です。ということで手軽な「爽やか、爽快」とくると「入浴剤」。入浴剤を紐解いてみました。

 入浴剤(にゅうよくざい)は入浴の際に風呂へ投入することを目的とした物質のこと。大半が固体・粉末や液体である。
入浴剤は大きく分けて、「天然の植物や漢方薬」、「温泉成分を取り出したもの」、「無機塩類化合物」の3種類存在する。またこれら組み合わせた入浴剤も存在する。
・・・続きは下記リンクをご覧ください
  
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E6%B5%B4%E5%89%A4
  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 さて愛用機がクラッシュした話は先日したばかりですが、メール内容の復元に努めていると四年数ヶ月前のメールにぶち当たりました。「人材」というテーマだったのですが、

 人材(海のものとも山のものともまだ分からん材料段階の方)
 人財(まさに財産である方)
 人在(存在するだけの方)
 人罪(居るだけで罪作りな方)
 人座位(座っているだけの方)

等色々な用語がありますが、さて自分に置き換えてみるとどうなのか???

 
昔から好き放題書いていたなぁと・・・反省はきっと出来ていないでしょう。今もそうですから(--;。

 ところで何故このような話題を持ち出したかと言うと、最近、人材育成だの初期教育だのと色々と取り上げられることも多いですね。先日、eラーニングの収録時に同席していた心電図の講師が仰っていたことは非常に共感できるものでした。1年目、2年目の新任看護師の方々へのレクチャーなのでしたが、「新人看護師の方々はまず心電図波形を、'判読'ではなく'判断'できるようにしてもらいたい、新人看護師はまず危険かどうなのか、それだけをまず'判断'できる能力を持つこと、その次のステップとして必要に応じて'判読'できるように時間を費やしてほしい」・・・なるほど[ひらめき]でした。

 自分の求めるもの、周りから求められるものが違ったときに悩むことも多いのですが、目先の評価や結果を求め過ぎ、かなり軽薄化してきているような風潮が非常に気にかかるところです。先日のメールニュースでも書きましたように「」の存在がだんだんと薄れてきている昨今、足元を踏み固めることはもちろん大切で、スキルアップのための第一歩であるのは間違いのないところなのですが、目線は足元ではなくもっと先を見れないものか?と、常々思います。「木を見て森を見ず」と良く言いますが、社会的背景から全体像を把握し、的確・適切な判断をしてもらいたいものです。

 本日のニュースは、ある意味目線が非常に近いところにありすぎて根本的解決に至らず・・・との感が強いです。目で見えている部分よりマスキングされている部分に非常に大きな問題点が隠れており、その視点はどちらを向いているのか? 
患者を向いているの? 行政を向いているの? 地域密着型施設はどうすればいいの?

 お金が必要なのは言うまでもありませんが、本当の意味での感染症対策に結び付くのかな?根本的解決を今のうちにしておかないといけないのに。
 そんなことを感じながら記事を読んでおりました。


【Japan Medicine 2009/07/08】
 新型インフルエンザ “後遺症”で苦しむ医療機関 公的支援の概要は月末にも
 
http://www.japan-medicine.com/news/news1.html
====================================================================
 新型インフルエンザの診療に携わった医療機関が経営的な打撃を被っている。感染対策品の購入や新型以外の患者の受診抑制などにより、損益が前年同時期より2億円以上悪化したケースも生じていることが分かった。政府は全医療機関が初期診療に当たる方向で方針を転換し、内閣府は今年度の補正予算で必要な手当てをする考えだが、今後予想される「第2波」に備え、地域の医療現場が安心して診療に当たれる環境の整備が求められている。
 経営環境が悪化しているのは5月中旬に国内初の集団感染が発生し、疑い症例や患者が集中した神戸の市立医療センター中央市民病院(一般902床、感染症10床)。4月28日から5月末までの損益が前年同期比で約2億1000万円減ったと試算している。プレハブの発熱外来と、遺伝子(PCR)検査でそれぞれ1400万円かかったほか、マスクなどの個人防護用具(PPE)なども含めると、今回の新型対応で発生した費用は約4700万円に上る。
 医業収入も同期間の実績が前年を約1億6500万円下回った。感染症病棟だけでは患者らを収容しきれず、ほかの病棟を空けたため、入院収入が約1億1000万円減と影響が特に大きかった。予定手術を延期したことも響いた。庶務課長の久戸瀬修次氏は「6月以降の減収もあり、(マイナスの)数字は増える」と語る。
 外来でも約5500万円の減少と試算されている。「当院を受診して新型インフルエンザに罹患することを恐れたキャンセル・延期などが考えられる」(久戸瀬氏)。神戸市は5月20日から、全医療機関が診療に当たり原則として患者には自宅療養を促す体制に移行した。
 6月19日に公表された政府の運用指針を先取りする形だったが、市内の一般病院・診療所関係者は経験をもとに新型以外の患者の受診抑制が起きたことを指摘する。
 公文病院(一般60床、医療療養51床)では、外来患者が以前の3分の1ほどに落ち込んだ。小児科では午前中だけで40~50人いた患者の足が、5月第4週以降遠のいた。高齢の入院患者が多く、感染予防は当初は新型専用の診察室に裏手の専用口から入ってもらう隔離方式で対応。5月23日からは外来の一角を仕切ってスクリーニングをした。

●慢性疾患管理が中断しない工夫
 確定例は1例も出なかったが、理事長の平瀬明彦氏は「来たらうつるという考えからか、患者がまったく来なくなった」と振り返る。診療所も状況は同じで、神戸市医師会幹部によると医業収入は少なくとも2割減、「多いと8割減ほどではないか」との見方さえある。
 平瀬氏が課題と考えているのは、通院が必要な慢性疾患の人までもが受診を見合わせたことだ。6月中旬以降、徐々に出足は戻っているものの、「医薬品が2週間程度切れている人が多かった」という。糖尿病などの基礎疾患が重症化のリスクであることも、受診抑制の一因になった。市医師会長の川島龍一氏は、「感染対策を取らないと受診しなくなり、慢性疾患のコントロールもできなくなる」と指摘する。
・・・続きはネットでご覧下さい

お勧め書籍です
感染症をめぐる54の話 あなたの隣に潜む病原体と病院内感染
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バッチリ身につく今すぐ使える必携!感染症対策
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    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
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